くまの書評ブログ【すべての書籍は血肉縁】

“血”となり“肉”となり、人々の“縁”となる読書の素晴らしさを、野獣目線で呟いていきます。

【はがない】暇なので一昔前のラノベでも思い出してみる【俺妹】

僕が20代の頃、読んだライトノベルは以下の通りです。

人類は衰退しました
僕は友達が少ない
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
・旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで
魔法少女を忘れない

あと、いくつかあったような気もしたけど忘れた(内容を)

さて、この中でシリーズ物に焦点をあてるとなると、「僕は友達が少ない」と「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の二つか(人類は衰退しましたは別ページで記事にしています)。

 

 

 

 


何というか、僕はこの時はいろいろなコンテンツにハマっていたわけだったのだが、その中でもこれらの作品はちょっとニッチで、しかも面白かった。

非常に賛否の分かれやすい作品だったことも確かだし(特に「はがない」の方)、手放しで褒めることはさすがに出来ないが、でも面白い。エンターテイメントとはこうでなくてはならない。小難しいことは考えずに、読者のニーズに応えた要素をこれでもかと詰め込み、闇鍋みたいな出来なのに美味しく仕上がっている。これが本物の料理だったら食中毒になって(?)店側が刑事告発されてしまうわけだが、日本という国はこういうサブカルチャーが豊富な点は、やはり素晴らしいの一言に尽きる。
パロディ要素もたくさんあった。ロマンシング佐賀とか、某ケータイ小説ものとか。ああいった遊び心はやはり見てて楽しく、それこそ放送コードがなんぼのもんじゃいといった感じだ(そりゃ銀魂か)。

 

最近のラノベはどういうのが流行っているのだろう? 僕はちょっと読む時間がないのだが(←暇とか言ってるくせに?)多少ジャンルや設定が違うだけで、2000年代とあまり変わらないのか?

 

・複数の可愛い女の子とモヤモヤするような青春
・ちょっとエッチな体験
・俺Tueeeee!な主人公

 

全てがご都合主義(褒めてます)。
それにつけても
若い頃のこういう体験というのはいいものだ。本を開くだけで妄想を膨らませて現実逃避出来るなんて、読者にとって最高の瞬間だ。

 

でもね。
(以下、年寄りから、若い人、特に男性読者に向けてのつまらない話が続きます)

 

こういう展開って、大人になってから自分で実現しよう! としても決して遅くはないんです。
男は30、40過ぎたってハーレム作れるし、中年になってから素人童貞卒業なんて珍しくも何ともないし、知識や技術を身につけて実世界で非常に頼れる人物として人の役に立つことも出来る。
僕から今の若い人に言いたいのは、ラノベなどで現実逃避するのはとても素晴らしいことだと思う。でも素晴らしいからこそ自分の力でそれを実現出来るように、ありとあらゆる行動をしてほしい。

[男友達が少ない(いない)のに複数の女の子からは好かれている]
[可愛い妹や他の幼馴染や妹の友達からも憎からず想われている]
確かにそういった、作品の内容そのものを具現化するのは大変だけど、それでも若い人は、これから自分でラノベの展開にも負けない、面白い人生を作っていくことが出来る。何故それが僕になんかにわかるかって? こういった面白い物語にハマって、共感できる「感性」を持っているからだ。

ただの馬鹿話になるので僕自身の話は敢えてしないが、一つだけ言えることは、人生、別に苦労とか努力なんかは、したい時や、しなくちゃいけないと自分が本気で思った時だけして、後は「楽しむ」ことに比重を置けば、意外と上手くいくのだ。これは経験則だけでなく、人生というファクター全てにおいて言えることだ。
これらの物語の主人公達は、スペックも低くないし、ましてや環境や運の良さたるや非常に恵まれているが、それは現実世界だって別にありえないことではない。むしろそれが実現出来るように設定されている、と考えながら生きると、とても楽しくなる。

 

願わくば、日本のサブカルチャーが決して衰退したりせず、若い人にはこういった作品に触れながら、希望を持って生きてほしい(それこそ人退のYみたいに、あの世界で切磋琢磨しながら腐女子道を極めようとしているように)。いきなり何かをやって成功する人なんているわけないのだから、こうした物語の“共感”を端緒に、何かを始めてみるのは、絶対に良い経験だと思います。

 

以上、アラサーのおっさんからのしょーもない話でした。