くまの書評ブログ【すべての書籍は血肉縁】

“血”となり“肉”となり、人々の“縁”となる読書の素晴らしさを、野獣目線で呟いていきます。

貧乏熊が何を読む

おはようございます。

IT業界に入って毎日が忙しくなってしまい、書評を書く時間がなくなってしまった

だけでなく

30過ぎて新しい職種に鞍替えしたものだからこの歳で20代の人たちと同等がそれ以下の安月給でその日その日を暮らしています。

そんななか、こんな本を買って読んでたりするのですから、いろんな意味で身の程知らずですね。。。

 

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位!  ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2017/08/01
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (6件) を見る
 

世間にイノベーション起こす前に自分の人生のモチベーション保つべきだろう、と言われても仕方ないレベルでの貧乏熊が何を……

この本自体は非常に良書なのに、逆に自分が情けなくなりました(馬鹿。。。)

 

と、まあ、いろいろ自虐的な文から始めてまいりましたが、毎日の生活自体は一応元気にやっております。

それと、このブログも、最近はめっきり更新しなくなったにも関わらず、割と毎日ちょくちょくアクセスがあるというのは本当にありがたいです。

過去の記事にコメントまでいただくことがあって、 大げさでなく「自分は本当にいろんな人に支えられて生きているんだな」ということを実感させて頂いております。

最近では、こんなサイトも開設したので↓

kenjinia.work

もしよかったらリンク先をクリックして眺めてみてください。

それと……

あれ?

書くことがない・・・(汗)

あああ、新しい本がもっと読みたい。。。

昔みたいに、新しい本を沢山読んで、ここで紹介して、楽しかった日々を過ごしたい……

でも、意を決して今はITで働くことを決意したのですから、簡単に昔に戻りたいなんて言ってはダメですね。。

今日は休日なので、プログラミングやインフラの勉強、今から頑張ります。

それでは、また近いうちにお会いできれば

(@^^)/~~~

新ブログはこちらになります

  お久しぶりです。

  最近、本を読む量は減らずとも、忙しすぎてほとんど流し読みになってしまっているくまです(なんじゃそらよ)。

 

  前回の記事では、新しいブログのリンク先を掲載しましたが、訳あってそちらはリンク切れ(と言うか閉鎖)してしまいました。

  新しいブログはこちらになります。

  同じはてなです。

 

・【大熊シオンの「SOS from SES!】

「1985年生まれ」よ。人生を切り開け!! | プログラミングを趣味にしながらインフラエンジニアをしている駆け出しITマンのサイト

 

  よかったら覗いてみて下さい。

 

  あと、読書感想のこの書評ブログも、時間ができたらまた書きます!

 

  いつになるやら、なのですが(−_−;)

ブログ休止のお知らせ

  タイトルの通りです。

 

  しかし、最近めっきり更新しなくなっているくせに休止だなんて偉そうですね(汗)

 

  何はともあれ

 

  本日をもちまして、「くまの書評ブログ」は無期限休止することに致しました。

  その理由は多々ありますが、まず本を読む時間が非常に少なくなったこと、新しく仕事が変わったこと、そしてその仕事のために今後新しいブログを新設したためです。

 

  そのブログは以下のリンク先になります。

30代初心者プログラマーのブログ

 

  はい。

  この歳で新しくITの世界に入り、プログラマーとして転職することになりました。

  理由や経緯は、上記のリンク先で書いております。

 

  とは言え、また、感想を書きたくて書きたくてどうしようもなくなった本を読んだ時や、気まぐれで更新することがあるかもしれません。

 

  それでは、今までありがとうございました。

 

  またお会いできる日を(^人^) 

怠惰は「悪魔が休息するクッション」

    例えば、ブラック企業などで長時間残業やパワハラ、重労働に酷使されていたり心の病気を抱えている人に対して
「働かなくていい、休んでいい」
「頑張り過ぎるなよ」
    と、声かけをするのは、何ら間違ったことではない。
    しかし、そのような声があまりにネットをはじめとして世間界隈を賑わせている現状そのものが非常に危険であるということも、全ての人が自覚しなければならないのではないか、とも思う。
    何故なら、ブラック企業などで働きつつ毎日を消耗し続ける人間達は、ハッキリ言って、「仕事」や「努力」ではなく、単なる「労働」や「他人からの命令」によって動かされているに過ぎないからだ。
    それはつまるところ、自分の怠惰な精神から生まれたものであり、過去の自分がそれを形作ってきた結果である。これを打破するためには、自分のやりたいことや努力すべき方向を間違えず、“今”この瞬間からまた新たに種を蒔く以外に自分を救う方法がないのだ。

    17世紀のイギリス・スコットランドの哲学、経済学者のジェームズ・ミルはこう語っている。
「そもそも政治が行われるようになったのは、『人間誰しも働かずに労働の産物だけを手に入れたいと願う』といった精神によって、社会一般の利益を無駄にしてしまうのを防ぐためだ」

    私も
    日本政府が定めた生活保護の額面より少ない手取り月収で、且つ病気を抱えながら働きつつ生きているが

    それでも懸命に探して得た自分のやりたい職なので、その努力の温床を無駄にすることは出来ない。新人だった時こそいろいろな意味で挫折しそうになったり投げ出したくなることもあったが、今ではやりがいに溢れている。

    怠惰な人間は、悪魔が休息するクッションで休んでいる
    というのは
    実のところこれは過去の私自身がそうだったのである。

    10代・20代の頃、どんなに苦労を重ねても、成功しなかったのは、心の奥底で微かに渦巻いている怠け癖があったためであり、不毛な労働や人からの命令に従うだけで、自分にとって正しい努力をしてこなかったのである(だから、ADHD統合失調症といった自身の性質を自覚することすら遅れた)。
    昨年頃から、様々な幸運や巡り合わせによって、今ようやく自分の好きなことに1日も無駄にせず邁進出来ているが、これは本当に自分にとって人生最大のチャンスだと踏んでいる。
    今度こそ怠けられない。

    あと、もう一つ。

「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉は大嘘であることも、それこそ経験則によって学んだ(実際、オットー・フォン・ビスマルクはそんなことを言っていない)。
    経験から学べない人間が愚者なのであり、それ以上でも以下でもない。
    他人の失敗や負の歴史から学ぶといった行為は、一見賢明な判断に見えるが、実は自ら失敗して経験を積むチャンスを潰しているのである。
    効率性や要領の良さも、追い求め過ぎると単なる怠け者の言い訳にしかならないことも、この本を読むことによって自覚するに至った。

 

 

    社会が変わってほしい、と願うのではなく、それ以前に自分を変えたいという人にとって、非常にためになる書籍であった。

    ただ一所懸命に心身を鍛えることのみならず、休むのも努力や向上の一つである。

    しかし怠けは何も生み出さない。それが何を意味するか、本書ではわかりやすく書かれている。

思い出は美しいまま蘇ってくる【フルーツバスケットanoter】

 私が、少女漫画で泣いたのは後にも先にも、もうかれこれ10年以上前に読んだ、この【フルーツバスケット】だけ。

 

フルーツバスケット 全23巻完結セット (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット 全23巻完結セット (花とゆめCOMICS)

 

  ストーリーや登場人物の優しさはもちろんのこと、何より印象に残っているのは、アニメ版。それも、主題歌を歌う岡崎律子さんの素晴らしい曲と歌声。

 あのアニメを観てから今に至るまで、岡崎律子さんは私の中で最も好きなアーティストであるし、フルーツバスケットも一番好きな少女漫画である。

 さて

 今回読んだのは、その続編ともいえる【フルーツバスケットanother】

 

フルーツバスケットanother 1 (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケットanother 1 (花とゆめCOMICS)

 

  前作の主人公の透達が卒業した海原高校の数十年後を舞台に、新しい主人公三苫彩葉、そして、新しい草摩家の、個性豊かな登場人物たち。

 主人公は、透と違って、後ろ向きで引っ込み思案な女の子。いつも自分を責めてばかりいる。高校入学早々遅刻を先生に見つかってしまい咎められているところを、とある美少年に助けられる。その後も、数々の草摩を名字に持つ美男子が現れ、主人公は少しずつ自分に自信を持ち始め

 ——ってこう書くと何だかわりとどこにでもある少女漫画の設定ですね(汗)

 でも大丈夫。

 本作は、前作にあるような優しさや、人との付き合いの中で成長していく過程、心理描写などがふんだんに散りばめられていて、まったく初めて読む方でもおすすめできる内容となっています。

 過去に読んだ名作の思い出が、次々と蘇ってくるようです。

 

 しかし、この手の続き物としてついて回るのが、やはり過去作との比較。

 「前のほうがおもしろかった」「思い出を汚さないでほしい」といった内容の批判が出てしまうのは、ある意味仕方がないことなのかもしれない(実際にそういう声があるのかどうかは不明だが)。かく言う私も、本作の漫画は良いと思ったものの、アニメ化しても多分見ない。岡崎律子さんの歌わないフルーツバスケットなんて、私にはありえない。

 どのような作品でも、懐古主義とか以前に、どうしても過去が輝くのは当たり前なのだ。よほど新たにソフィスティケートされた新作でなければ、前作と比べられてしまうのも仕方がない一面もあるのだろう。

 しかし、私は、本作からある一面を読み取った。

 前作では、透の存在によって、数々のトラウマや呪いに苦しめられてきた草摩家が少しずつ明るさを取り戻していく作品であった。今回はその逆で、新たな草摩家の人物たちが主人公の支えになる(現段階では)。そして今後は、おそらくこの主人公も、草摩家や他の登場人物たちに笑顔を与えられるキャラクターに成長していくのだろう。

 それを考えると、決して思い出が汚されてはいない。透という一人の少女の前向きさがずっと当時の草摩家の人物たちを支えてきたのが、数十年経った現在でもなお息吹いていることの証だと思えるからである。

 人は、成長するたびに歳を取っていくし、その過程で様々なこと、特に嫌な出来事や苦しい場面に遭遇することも多々ある。しかし、それに挫けず、めげない透の姿勢が、時代を超えてまた新たに一人の少女を笑顔にしている。今作はまだ一巻目で、泣くような部分はないものの、最初に前作を読んだ時の一つ一つの力強さや涙を拭おうとする生き様が、またこうして新たな形で読めることは、感無量の一言に尽きる。

 確かに、失ってしまって取り戻せないものもある。しかし、フルーツバスケットという作品全体を通していえることは、いつの時代も残せる、人と人との笑顔や楽しさ、今作の最後に出てくるような鍋パ(狙ったかどうかは不明だが、前作の一巻目の最後も、ゲームのフルーツバスケットをやっている透の回想シーンだった)のように、みんなで笑いあえる心の通じ合いなのだと思う。それを思うと、10年以上前に読んで涙したあの時の感動を、いつしか忘れていた自分に気づかされる。

 

 最後になりますが、〝新たに〟フルーツバスケットという作品を書いてくれた作者に、心から感謝の念を送りたい。